研究課題/領域番号 |
16K04948
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
結晶工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
森吉 千佳子 広島大学, 理学研究科, 教授 (00325143)
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研究分担者 |
和田 智志 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60240545)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 圧電セラミックス / 電場下結晶構造 / 放射光回折 / 誘電特性-結晶構造同時測定 / 誘電特性-結晶構造同時計測 / 誘電体物性 / 物性実験 / 放射光科学 / 結晶工学 |
研究成果の概要 |
誘電体セラミックス試料に電場印加したときの巨視的歪みの発生機構を明らかにすることを目的とし、圧電定数の大きい鉛フリーな誘電体の開発と、結晶構造レベルの歪み発生機構を明らかにするための放射光X線回折実験技術の開発を行った。セラミックス試料に印加される電場を変化しながら放射光回折パターンを調べることにより、本質的な結晶構造の歪みと巨視的な歪みとの関係を明らかにし、ペロブスカイト型固溶体セラミックスが大きな電気歪みを有するために求められる結晶学的なファクターを議論した。この成果は今後の物質設計に指針を与えるものと期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉛フリーの材料開発は人類共通の喫緊の課題である。この研究では、圧電素子への応用が可能な高性能なペロブスカイト型酸化物の創製を目指し、さらにその性能を原子レベルで理解するために最先端の放射光技術を開発しミクロな機構を議論した。ここで開発された物質や測定技術を発展・応用することにより、さらなる高機能な圧電体材料の開発に寄与することができることに意義がある。
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