研究課題/領域番号 |
16K05149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
幾何学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
寺垣内 政一 広島大学, 教育学研究科, 教授 (80236984)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 不変順序 / 3次元多様体 / 共役ねじれ元 / 正規生成元 / 正規閉包 / デーン手術 / 結び目群 / トポロジー / 結び目 / 3次元多様体 / 基本群 / 順序構造 |
研究成果の概要 |
3次元多様体の基本群,特に結び目の補空間の基本群である結び目群に重点をおいて,群演算に関して不変な順序構造や共役ねじれ元,正規生成元の存在について研究を行った.最も重要な研究課題は,研究代表者が研究協力者と提案した次の予想である.3次元多様体の基本群においては,両側不変順序を許容しないことと,共役ねじれ元の存在は同値であると予想する.この予想の完全な解決には至っていないが,代表的な3次元多様体の族に対して,部分的に解決することができた.派生的に,フィボナッチ群やその一般化に対して,共役ねじれ元の構成に成功した.また,結び目群に対して,スロープの正規閉包の相互関係の研究を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低次元トポロジーにおいて,最も注目されているのは3次元多様体といっても過言ではない.本研究では,3次元多様体の基本群に注目し,群論的な問題に対してトポロジーの成果を用いて取り組んだ.へガード・フロア理論からの要請もあって,基本群が許容する不変順序の研究は喫緊の課題であり,引き続き国内外における研究継続が望まれる.
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