研究課題/領域番号 |
16K05276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数学基礎・応用数学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
渡辺 雅二 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (30243546)
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研究協力者 |
河合 富佐子
Nova Tertia Delia
Putri Arrival Rince
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 数学モデル / 数値シミュレーション / 逆問題 / ポリマー / 生分解 / 鳥インフルエンザ / 微生物 |
研究成果の概要 |
ポリマー生分解プロセスについては重量分布の時間ファクターに対する逆解析の手法に関する進展があった。また分解されたポリマーの一部は微生物の生育に利用され,残りは微生物の活動のために消費されることを想定した微生物個体数の変化に関するモデルが提案された。このモデルがポリエチレングリコールの生分解プロセスに適用され,逆問題の解が数値的に求められ,妥当性が数値シミュレーションにより検証された。養鶏場における鳥インフルエンザ感染プロセスに関しては,ウイルスの感染媒体や未感染個体と感染個体の月齢構造を考慮したモデルが示され,数値シミュレーションが行われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気候システムの温暖化には疑う余地がないことが指摘された中で,今後の気候変動の緩和に向け,二酸化炭素の発生源となり得る合成ポリマーの分解プロセスに関する知見を深めることが重要である。本研究では合成ポリマーの生分解に着目し,数学モデルと逆問題解析および数値シミュレーションによる研究が行われた。また今後鳥から人間,更には人間から人間への感染性を持つことが懸念され,また養鶏産業が多大な被害を被ってきた鳥インフルエンザに対し,養鶏場内での感染プロセスに着目し数学モデルと数値シミュレーションによる研究が行われた。
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