研究課題/領域番号 |
16K05320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2018-2019) 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 (2016-2017) |
研究代表者 |
青木 保道 国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, チームリーダー (20292500)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 新物理探索 / 中間子 / 核子 / 格子ゲージ理論 / 陽子崩壊 / 複合ヒッグス模型 / 暗黒物質 / 非摂動くりこみ / 複合ヒグス模型 / 素粒子論 / 標準模型を超える物理 / 核子と中間子 / 高精度数値計算 |
研究成果の概要 |
基礎物理法則をスーパーコンピュータ上でシミュレートして得られた極微の世界の真空サンプルを用い、実験と対比させる「物理量」をまたスパコンで計算する。この「計算」を効率よく行う手法を問題に応じて取捨選択、さらには新規開発して、陽子寿命の特定に必要な物理量の計算精度を向上させた。また、同様にヒッグス粒子を素粒子では無く複合粒子とする理論が、実験で決定した質量を再現しうる可能性を探った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極微の世界の物理法則はヒッグス粒子の発見で完成した標準模型が最も成功を収めているが説明できない物理現象も存在する。標準模型を超える物理法則の可能性を探ることで、この宇宙の真理に迫ることが、素粒子物理学の最大のテーマである。本課題ではスーパーコンピュータを用いる手法の改良で、この真理の探求に二つの異なる方向:一つは標準模型中の量子色力学から、もう一つは新法則候補である量子色力学の類似理論の直接シミュレーションから切り込み、スパコンの計算の効率化に寄与する成果を得ることに成功した。
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