研究課題/領域番号 |
16K05365
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 群馬工業高等専門学校 |
研究代表者 |
高橋 徹 群馬工業高等専門学校, 一般教科(自然), 准教授 (70467405)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 格子QCD / QCD / ハドロン物理 / フレーバー / ヘビークォーク / エントロピー / 格子QCD計算 / チャームハドロン / ヤンミルズ理論 / 熱平衡過程 / 格子QCD / ハドロン散乱 / カラー励起 / Λ粒子 / チャームクォーク |
研究成果の概要 |
(1) 格子QCD計算を用いたハドロン内部構造の研究を行った。ストレンジクォークとチャームクォークの間で質量を変化させフレーバー構造を解析することにより、Λ粒子の内部構造の同定に成功した。これに加え、様々なチャームハドロンについて電磁形状因子を計算し、各種チャームハドロンの内部構造を解析した。(2) 量子系におけるエントロピーとしてHusimi-Wehrlエントロピーを採用し、ヤンミルズ理論の熱平衡化の研究を行った。(3) カラー空間における密度演算子からエントロピーを構成し、クォーク間相関を解析した。エントロピーのクォーク・反クォーク間距離依存性を解析し、その振る舞いを解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、それまでとは異なる観点・手法を用いてハドロン・クォークの性質の研究を行った。異なる対称性に着目したΛ粒子の解析では、不定性が大きく解析が困難だったΛ粒子の内部構造を同定するなど一定の成果を得た。また、カラー自由度に着目したクォーク相関の研究においても、事前の期待通りの結果を得ている。これらの手法は応用が可能であり、今後の研究につながることが期待される。
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