研究課題/領域番号 |
16K05443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
浅香 透 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80525973)
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研究分担者 |
阿部 伸行 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (70582005)
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研究協力者 |
有馬 孝尚
腰原 伸也
沖本 洋一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | スピンクロスオーバー / 遷移金属酸化物 / 構造解析 / 磁性 / 強相関系 |
研究成果の概要 |
コバルトイオンが示すスピン状態(電子状態)の変化、いわゆるスピンクロスオーバー現象に着目し、複合コバルト酸化物の電気・磁気物性と結晶構造の相関を調べた。代表的なスピンクロスオーバー物質であるランタンコバルト酸塩について結晶構造解析により古くから議論になっている中間温度域でのスピン状態を検討した。また、いくつかのコバルト酸化物について、元素置換などにより結晶構造を制御し、スピン状態を変化させることに成功した。また、光や圧力による外場効果を結晶構造と組織の側面について調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遷移金属イオンの一部は同一の価数ながら電子軌道を異にする状態(スピン状態)を取りうることがある。遷移金属錯体などではスピン状態の変化により磁性や電気的性質、色などが変化することが知られている。スピン状態が熱や圧力、光などにより変化することをスピンクロスオーバーというが、本研究ではスピンクロスオーバーを示す複合コバルト酸化物について物性と結晶構造の相関について調べ、スピンクロスオーバーにより引き起こされる構造相転移など遷移金属酸化物特有の現象を見出した。
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