研究課題/領域番号 |
16K05542
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
廣瀬 仁 神戸大学, 都市安全研究センター, 准教授 (00465965)
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研究協力者 |
松澤 孝紀
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 地殻変動 / GNSS / 傾斜 / 断層すべり / 沈み込み帯 / 応力変化 / グーテンベルグ・リヒター則 / b値 / すべり過程 / 群発地震活動 / 地震の誘発 / 固体地球物理学 / 地震 / 測地 / 応力 / インバージョン |
研究成果の概要 |
房総半島沖で数年毎に発生しているスロースリップイベント(SSE)と、それに同期して発生する群発地震活動との関係について調査した。SSEによる応力変化が地震発生を促進していると仮定し、地震の発生している場所での応力変化が負にならないという制約条件を導入した、すべり時間発展のインバージョン解析手法を開発し、すべり領域をよく制約できる可能性が示された。 地震活動の群としての性質を調査した。房総SSE期間中に発生する地震群のb値が他の期間に比べて小さいことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GPSなどの地殻変動観測データの解析により、地下で発生する断層すべりを推定しようとする研究は多数行われてきたが、応力変化をその制約条件に使うという研究はほとんどなく、その学術的意義は大きい。またSSE時の群発地震の性質からも応力場についての情報が得られる可能性もある。 このような試みによって、すべり領域がより精度良く推定できれば、同じ断層のすべり現象である地震の規模のより良い推定につながる可能性があると考えられ、社会的な意義もある。
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