研究課題/領域番号 |
16K05546
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
柳沢 俊史 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発部門, 主任研究開発員 (20371106)
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研究分担者 |
吉田 二美 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 研究員 (20399306)
伊藤 孝士 国立天文台, 天文データセンター, 助教 (40280565)
奥村 真一郎 特定非営利活動法人日本スペースガード協会(スペースガード研究センター), スペースガード部門, 主任研究員 (40344270)
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研究協力者 |
小田 寛
池永 敏憲
吉川 真
樋口 有理可
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 近地球小惑星 / 観測手法 / 近地球天体 / 太陽系 / 天文 |
研究成果の概要 |
これまでの近地球小天体の発見手法とは全く異なる新たな検出手法を開発し、実際に日本及び豪州でのサーベイ観測をとおして近地球小天体を9つ発見した。これにより小型の望遠鏡とFPGAを利用した高速解析による安価で効率的な近地球小天体の発見手法が確立され今後多くの近地球小天体、特にこれまでほとんど発見されてこなかった10m-数100m級の近地球小天体の発見に大きく貢献すると思われる。これにより太陽系進化に関するあらたな知見をもたらすことが期待されるとともに地球衝突天体の早期発見にも役立つはずである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球に接近する天体を発見することは太陽系進化の謎を解明することに大きく貢献するとともに地球に衝突する危険性のある天体を事前に把握して対策をとることを可能にする。本研究では現在米国を中心に実施されている近地球小天体サーベイプログラムとは全く異なる手法を開発した。この手法は小型の望遠鏡から得られる大量の画像データを高速で処理するもので既存のサーベイプログラムが発見しづらい地球近傍を高速で移動しいく天体の発見に有効である。また、コストも大幅に抑えることが可能であり、今後太陽系進化の知見獲得や地球に衝突する天体の早期発見に大きく貢献することが期待される。
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