研究課題
基盤研究(C)
地球の極域電離圏(高度100 km)では、数時間に一度、真夜中付近でオーロラが爆発的に増光する。このオーロラ爆発は、より遠方(高度5-20万km)の磁気圏尾部に流れる電流が、電離圏にショートする現象であると想像される。本研究では地上と衛星からの同時観測を用いてオーロラ爆発を解明した。特に、オーロラ爆発が10分周期で高緯度にジャンプする現象を理解し、また、地上と衛星からでは何故オーロラ爆発が異なって見えるのかを理解した。
オーロラは宇宙から降下する電子が地球の中性大気を励起することにより発生する。すなわち、オーロラ爆発は恒星大気と惑星大気が激しく相互作用していることを意味しており、オーロラ爆発を理解することは宇宙と地球の境界領域を理解することである。この近宇宙領域は国際宇宙ステーション(高度400 km)や気象衛星軌道(高度4万km)を含み、そこでの電磁気擾乱を理解することは人類の宇宙活動に貢献すると考えられる。
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すべて 国際共同研究 (8件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件)
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