研究課題/領域番号 |
16K05616
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
東宮 昭彦 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (30357553)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | マグマ・火成岩 / 噴火 / 火山 / マグマ溜まり / 洞爺カルデラ / 斑晶 / 流紋岩 / 軽石 / 大規模火砕流 / 噴火準備過程 / マグマ混合 / タイムスケール / 高シリカ流紋岩 / 大規模火砕流堆積物 / 岩石・鉱物・鉱床学 / 自然現象観測・予測、自然災害 |
研究成果の概要 |
巨大カルデラ噴火の前にマグマ溜まりでどのような噴火準備過程が起きているのかを,北海道の洞爺カルデラを対象として岩石学的手法をもとに解明した.噴火直前には大量の均質流紋岩マグマが深さ7km付近の主マグマ溜まりに長期間安定に溜まっていた.噴火の少なくとも数百年程度前から高温マグマが繰り返し注入されていたが,最後のマグマ混合は噴火直前(数日程度前)だったと推定された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
洞爺カルデラのマグマ溜まりの深さ・温度,噴火準備過程,およびそのタイムスケール等を明らかにすることができ,カルデラ噴火のメカニズムへの理解の進展に貢献した.また,本研究結果をもとに,地球物理学的モデル化を進めていけば,将来巨大カルデラ噴火の前にどのようなことが観測され得るのかについての指針を与えることが可能と考えられ,防災上の意義も大きい.
|