研究課題/領域番号 |
16K05679
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
伊東 俊司 弘前大学, 理工学研究科, 教授 (10213042)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 環状ポリフェニレン化合物 / 湾曲ナノグラフェン / CNTセグメント / ボトムアップ合成 / 発光材料 / カーボンナノチューブ / 有機合成化学 / ポリフェニレン / ナノカーボン |
研究成果の概要 |
湾曲ナノグラフェン骨格の新たな構築法を確立、その合成法を拡張することで、有限のベルト幅を持った大きく湾曲したナノカーボン物質群を構築する新たな合成手法の開発を進めた。さらに、巨大な環状のフェニレンアセチレン化合物、密にベンゼン環が集積した環状のポリフェニレン化合物など、合成に成功したいくつかの環状の堅固なπ共役系の固体状態における発光機能の詳細な解明を進め、固体状態における高発光性の炭素系材料としての機能を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
完全な縮環構造よりなるベルト状にπ共役系が広がったCNTセグメントには、多様な機能が期待されている。本研究課題のように環状にさまざまなタイプでπ共役系化合物を集積する手法の開発は、マクロなCNTと単環のπ共役系との間を埋める新たな研究領域の創出に期待が持たれる研究課題と考えている。このような化合物群において、固体状態における発光機能の解明は、有機ELなどに応用可能な固体発光材料の開発に結びつく新たな分子設計指針を与えるものと期待できる。
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