研究課題/領域番号 |
16K05806
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
丹野 剛紀 秋田大学, 地方創生センター, 准教授 (70390721)
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研究分担者 |
山田 学 秋田大学, 理工学研究科, 講師 (90588477)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | MOF / テラヘルツ分光 / ガス吸蔵 / 化学センサー / センサー / 分子認識 / 金属有機構造体 / ガス吸着 / キラル識別 / ガスセンサー / PCP / 不斉 / 物性実験 / テラヘルツ振動 |
研究成果の概要 |
金属有機構造体(MOF)を基材とし,テラヘルツ波をプローブとして用いるガスアナライザーの感度を高めるとともに,種々のガスの識別を可能とするための研究を行った.集光ミラーを用い,テラヘルツ波を検出する素子を変更するとともに,電磁ノイズの低減を図った.ガスの吸着によってZIF-8のゲート・オープン現象に関わる2 THzの振動が抑制されることが分かり,この振動による吸収の消失の速さからガスの識別が可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属有機構造体(MOF)は,原子レベルで均一な細孔をもつ多孔質材料であり,ガスの貯蔵や精製などの応用が見込まれている.本研究ではこれをガス分析の手段として用いるため,ガスがMOFに吸着した際の分子の振動の変化に着目した.高感度の装置で分子のテラヘルツ振動を計測した結果,ガスの吸着過程を精密に測定することができ,それを解析することでガス種の特定が可能であることを実証した.この技術は将来,ガス検知器やガス貯蔵装置の残量メータなどに応用可能である.
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