研究課題/領域番号 |
16K05827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
宮武 智弘 龍谷大学, 理工学部, 教授 (10330028)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 酵素アッセイ / リポソーム / 膜透過性分子 / 酵素 / 酵素阻害剤 / 蛍光センシング / 膜透過性ペプチド / カチオン性ポリマー / 酵素活性評価 / 蛍光分析 |
研究成果の概要 |
従来法とは大きく異なり、蛍光色素を内封したリポソームとその分子膜を透過する分子を用いて、酵素反応の活性を簡便かつ蛍光発光により評価できるシステムの構築を行った。本申請の課題では、より低い濃度で活性を有する新しい膜透過性分子を設計・合成することで、より少ない酵素量で活性評価が行えるシステムの開発を目指した。オリゴペプチドに疎水性の置換基を導入する、あるいは従来の膜透過性ポリマーの化学修飾によって膜透過活性の向上を実現できた。さらに生理的に重要な酵素であるキナーゼを対象とした酵素活性評価を実現でき、僅か0.56マイクロリットルのサンプリング量で活性評価が可能な系を開発することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、高い膜透過活性を持つペプチド、高分子の合成に成功し、これらの構造と機能の解析をさらに進めることで、分子の細胞膜透過性に関する研究の進展に寄与し、細胞への薬物輸送などさらなる応用研究にも発展できると期待される。また、これらの膜透過性分子を利用して、より少量の酵素反応液でその活性評価ができたことは、酵素活性試験の低コスト化に寄与し、医薬品開発のさらなる進展に寄与できる可能性を有している。
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