研究課題/領域番号 |
16K05844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡本 亮 大阪大学, 理学研究科, 講師 (30596870)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | タンパク質化学合成 / ペプチドライゲーション / ペプチド-グアニジド / エリスロポエチン / ワンポット / ペプチドーピバロイルグアニジン / ネイティブケミカルライゲーション / タンパク質 / ペプチド / 糖タンパク質 / ピバロイルグアニジン / ピバロイルグアニジド / N-ピバロイルグアニジン / ペプチドグアニジド / 化学合成 / 糖質関連化学・糖鎖工学 / タンパク質化学 / ペプチド化学 / 有機合成化学 |
研究成果の概要 |
タンパク質の化学合成は、遺伝子組み換え技術では調製できない様々なタンパク質誘導体が得られる化学技術である。本研究では、タンパク質化学合成の鍵となるペプチド連結ステップにおける新技術として、複数のペプチド連結をワンポットでの実施を可能にする、ペプチド-グアニジド体を利用した位置選択的ペプチド連結法を開発した。これにより、166アミノ酸からなるエリスロポエチンのアミノ酸配列を、4つのペプチドセグメントのワンポット連結反応によって構築することに成功した。また開発した技術によって、環状タンパク質の合成も可能であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した技術は、これまで容易ではなかった大型のタンパク質とともに、環状タンパク質などの遺伝子工学では手に入らない特殊な構造のタンパク質合成にも利用可能である。この技術を利用することで、今後様々な人工機能性タンパク質の合成が期待できる。このような分子は天然に存在するタンパク質の機能を凌駕できる可能性を秘めており、基礎研究から創薬などの応用研究を含む広範な生命科学研究に貢献することが期待される。
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