研究課題/領域番号 |
16K05877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
北沢 信章 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 電気情報学群, 教授 (60272697)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 液相合成 / 非晶質カルコゲナイド / ゾルゲル法 / 電気化学的性質 / 水熱合成法 / 電気化学特性 / 水分解電極 / 共沈法 / カルコゲナイドゲル / 溶媒交換法 / 凍結乾燥法 / カルコゲナイド多孔体 / 汚染除去材料 / カルコゲナイドエアロゲル / 無機材料物性 / ゾルゲル / 多孔体 |
研究成果の概要 |
本研究では、水分解によってクリーンなエネルギー源である水素を製造するための物質探索を行った。具体的には、金属カルコゲナイド錯体と金属イオンとの架橋反応を利用したゾルゲル法によって合成された非晶質カルコゲナイドの基礎的性質を明らかにした。合成された非晶質カルコゲナイドを用いた水分解電極を試作し、電気化学的特性を検討した結果、コバルト‐モリブデン‐硫黄から構成される非晶質カルコゲナイドは、水の電気分解による水素発生電極として有望であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化石燃料の燃焼による二酸化炭素の排出を抑制し、さらなる地球温暖化の進行を阻止するための物質探索は、社会的意義のある研究課題である。本研究において、貯蔵可能で二酸化炭素を排出しないエネルギー源である水素を水分解によって生成することが可能な非晶質カルコゲナイドの合成方法を確立し、その基礎的物性を明らかにしたことは、水分解触媒実用化への橋頭保となる学術的に意義のある研究成果であったと言える。
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