研究課題/領域番号 |
16K05907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
佐々木 隆 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (50242582)
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研究分担者 |
入江 聡 福井大学, 学術研究院工学系部門, 准教授 (90313733)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高分子 / 熱物性 / ガラス転移 / ナノ材料 / 高分子ナノシェル / ダイナミックス / 高分子構造・物性 |
研究成果の概要 |
ナノサイズの高分子材料の耐熱性や力学的性質はサイズとともに大きく変化することが知られているが、その原因は解明されていない。本研究では、ガラス転移温度(軟化温度)で起こる現象に着目し、その機構に関する新たなモデル(SCCモデル)を提案した。薄膜や微粒子などのさまざまな高分子ナノ材料についてそれらの熱物性をナノチップカロリメトリという新規の手法で測定したところ、SCCモデルによりナノ材料のガラス転移現象を定性的に説明することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナノテクノロジーの進歩とともにプラスチックに代表される高分子物質を用いたナノサイズの材料(微粒子や超薄膜など)は、新素材やナノデバイスの開発に貢献することが期待されている。このような開発においては、ナノ材料に特有の物性を十分に理解することが材料の適応性や安全性の面からも不可欠である。本研究の成果は、表面・界面の効果を新規のモデルに導入することで、高分子ナノ材料の特異な熱的性質が説明できた点はとくに大きな成果であり、その学術的意義は大きい。
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