研究課題/領域番号 |
16K05966
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松田 哲也 筑波大学, システム情報系, 准教授 (90345926)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ポアソン比 / CFRP / 複合材料 / 非弾性 / マルチスケール / 機械材料・材料力学 / 複合材料・物性 |
研究成果の概要 |
本研究では,非弾性領域におけるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)積層板の負のポアソン比を高精度3次元ディジタル計測により直接的に測定し,負のポアソン比の発現・増大が起こることを実証した.得られた実験結果を研究代表者らが開発した均質化解析手法による結果と比較し,手法の妥当性を示した.さらに,負のポアソン比を再現可能な非弾性マクロ構成モデルを作成し,それを汎用有限要素解析ソフトウェアへ組み込むことで,応用例を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,CFRP積層板が負のポアソン比を呈するとともに,その絶対値が非弾性変形の進行とともに増大していくという特異な現象を示すことを世界で初めて実測したものであり,当該分野にインパクトを与える学術的意義の高い成果と言える.また本研究成果では,この特異な現象を,一般に用いられている汎用有限要素解析ソフトウェアにより簡便に解析できる手法を開発することにも成功しているから,その応用開発や複合材構造設計の高度化につながる社会的意義のある成果と言える.
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