研究課題/領域番号 |
16K05994
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
齋藤 賢一 関西大学, システム理工学部, 教授 (90294032)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 伸線加工 / 分子動力学 / 計算力学 / 鉄鋼材料 / 摩擦・潤滑 / マルチスケール解析 / Peridynamics / 塑性加工 / 水素脆化 / 機械材料・材料力学 / 金属物性 / ナノ材料 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、ミクロ計算力学(分子動力学法)による「ナノ伸線加工」の可能性について検討を加えた。非常に微細なワイヤ(線材)を作るための技術を開発するために、原子・分子レベルの力学法則に則った数値シミュレーションを構築し、「ナノ伸線加工」の実現可能性の予測および効果的な実現方法を提案するに至っており、加工によって得られる新たな材料強度などのマクロ的機械的特性,欠陥の形成過程等を含んだ材料組織変化の様相,およびそれらの関係性などが明確に把握できるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伸線加工は様々な産業を支えている鋼線・非鉄線、ファイバーなどの線材を作るための基礎技術である。本研究では、伸線加工をナノサイズに適用する「ナノ伸線加工」という革新的技術を追及している。まず、分子動力学法という原子・分子レベルの数値シミュレーション手法を駆使し、ナノ伸線加工の実現可能性および、材料に生じるミクロレベルの変化、摩擦潤滑を軽減させる効果的な機構の解明などに関する新しい知見を得ている。
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