研究課題/領域番号 |
16K05997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター) |
研究代表者 |
山浦 真一 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (50323100)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 集合組織 / 熱処理 / 圧延 / 磁歪 / アクチュエータ / 発電 / 水焼入れ / 強加工 / 機械材料・材料力学 / エネルギー効率化 |
研究成果の概要 |
本研究では、圧延強加工・集合組織化、熱処理、元素添加を中心に鉄コバルト合金の磁歪特性及び機械的特性の特性向上に関する研究を行った。その結果、集合組織化や適切な熱処理によって通常のバルク材よりも大きな磁歪量が得られた。また、第三元素の少量添加により、機械的特性の向上も見られた。 さらにアクチュエータの創製にも取り組み、Fe-Co系合金を芯材としてその周囲にコイルを設置して交番電流を流し、芯材の共振振動を確認した。また、磁歪アクチュエータと同原理で稼働する振動発電機の創製にも傍らで取り組み、エネルギーハーベスティングとしては比較的高い出力を得ることが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本発の新しい磁歪合金として鉄コバルト合金に着目し、本研究を通して磁歪量の向上につながる原理を明らかにする。本研究を遂行することによって優れた磁歪合金を作製することが出来たならば、従来より米国特許に縛られて入手が困難なTerfenol-DやGalfonol磁歪合金に比べて格段に安価で入手しやすいため、日本国内で簡単・手軽に高性能磁歪合金の入手が可能となり、民間企業の開発意欲(磁歪アクチュエータ、磁歪発電、センサー用途など)を上昇させるなど社会への波及効果も期待できる。
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