研究課題/領域番号 |
16K06017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
原田 泰典 兵庫県立大学, 工学研究科, 教授 (30218656)
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研究分担者 |
布引 雅之 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (50244687)
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研究協力者 |
松本 実 兵庫県立大学, 大学院, 院生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 表面処理 / マグネシウム合金 / ショットピーニング / 耐食性 / 接合 / 耐摩耗性 / 接合性 / アルミニウム合金 / 表面改質 / 樹脂 / 超硬合金 / 耐腐食性 / 塑性変形 / 機械材料・材料力学 / 軽金属 |
研究成果の概要 |
アルミニウム合金やマグネシウム合金のような軽金属における表面特性向上のため、ショットピーニング技術である粒子衝突を応用した樹脂含有金属薄板の接合を試みた。おもに、マグネシウム合金において、樹脂と金属を交互に積層した積層板の良好な接合性が得られる加工条件について調べた。その結果、試験片への加熱温度は200度以上で基材への接合は可能であった。また、基材への硬質粉末および樹脂含有の金属薄板の接合は可能であり、接合性も良好であった。また、耐食性や耐摩耗性も改善することがわかった。以上より、本手法はマグネシウム合金の表面改質に対して有効な技術であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ショットピーニングのような粒子衝突によって、樹脂の被覆されたアルミ箔の接合が可能であることを確認し、粒子衝突による樹脂皮膜の形成は十分に可能であることが得られた。接合する樹脂自体も軽量であるため、軽量化には適していると考えられる。さらに、金属と樹脂を交互に複積層させて厚膜を形成することも可能であることがわかった。このような接合方法はこれまでに行われたことがなく、皮膜形成に及ぼす加工条件を明らかにすることは本研究の学術的な特色であり、独創的な点であると考えられる。とくに、マグネシウム合金は、省エネを背景として、自動車や航空機などの搬送機器関連分野において、今後ますます利用範囲が広がる材料である。
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