研究課題/領域番号 |
16K06032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 東京都立産業技術高等専門学校 |
研究代表者 |
吉田 政弘 東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 教授 (80220680)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 放電加工 / 絶縁体工作物 / 補助電極法 / 放電波形と放電現象の同期観察 / XYZ軸の同時観察 / 導電性皮膜 / 遷移領域 / 微細穿孔放電加工機 / 石英ガラス / 放電加工現象 / 放電波形 / 3軸方向同時観察 / 導電性皮膜生成 / 絶縁体 / 3方向同時観察 / カーボン被膜 / 長パルス放電 / 同期観察 / 集中放電 / 形状精度 / 放電熱による影 / 長パルス / 熱影響層 / 特殊加工 / 勅間隙直接観察 / 穿孔加工 |
研究成果の概要 |
石英ガラスの放電加工現象と放電波形の同期観察を行い,さらに,XYZの3軸方向からの極間の観察により遷移領域の導電性皮膜形成を調べた.最後に絶縁体の微細穿孔放電加工機に要求される仕様をまとめた.まず,絶縁体放電加工特有の長パルス放電の役割と絶縁体放電加工メカニズムを明らかにした.絶縁体放電加工形状の悪化は,長パルス放電時に生成される炭素量が多く,集中放電が生じるためである.そこで,熱分解炭素が減少する条件で放電加工を試みた.その結果,放電加工の形状精度が向上した.次に,遷移領域の導電性皮膜形成の調査から,絶縁体放電加工の安定した持続には工具電極面積と放電電流の適切な設定が必要なことが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって絶縁体工作物の放電加工の加工メカニズムが解明され,絶縁体工作物の放電加工を安定して持続するための加工条件の設定が容易に推定できるようなった.これによって,絶縁体工作物の放電加工法として補助電極法が広く利用されることが期待できる.
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