研究課題/領域番号 |
16K06047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
宮島 敏郎 富山県立大学, 工学部, 准教授 (60397239)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エロージョン / 硬質薄膜 / コーティング / 金型 / 評価 / 摩耗 / 品質 / 粒子衝突 / 欠陥評価 / 耐剥離性評価 / MSE / 衝撃 / スラリー / 繰り返し / 薄膜 / 評価法 / 繰り返し衝突 / 微粒子投射 |
研究成果の概要 |
本研究では、投射粒子と純水を混合したスラリーを圧縮空気で高速に硬質薄膜材料に投射して,繰り返し衝撃負荷と微小摩耗を複合的に与え、金型用の先端硬質薄膜材料を評価する手法の研究を行った. 対象とする硬質薄膜の硬さやヤング率,厚さ,構造や,評価する内容(表面の弱い部分,界面等の弱い部分)に合わせ,①投射材質を選定すること,②投射圧力を選定すること、③粒子径を選定することを明らかにし,硬質薄膜の耐摩耗・耐衝撃性を複合的に加速評価する試験方法を完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
硬質薄膜は,多層化や厚膜化などが進んでおり,複雑な構造を有するものが多くなっている.このような硬質薄膜は、従来の評価方法であるスクラッチ試験やナノインデンテーション試験などでは,実際の寿命との相関性がとれない場合が増えている.本研究で学術的に明らかにした,投射粒子材質の影響,投射粒子径の影響,投射圧力の影響の成果より,多くのしゅう動部材や金型等で用いられる硬質薄膜の耐摩耗・耐衝撃性を複合的に加速評価する手法として役立つと考えられる.また,様々な材料の新しい評価手法へと発展できると考えられる.
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