研究課題/領域番号 |
16K06126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 福岡大学 (2017-2018) 九州大学 (2016) |
研究代表者 |
西山 貴史 福岡大学, 工学部, 助教 (80363381)
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研究分担者 |
高橋 厚史 九州大学, 工学研究院, 教授 (10243924)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ナノバブル / 原子間力顕微鏡 / 固液界面 / 三相界線 / FM-AFM / ナノバブル計測技術 / AFM |
研究成果の概要 |
本研究では、固気液三相界線の物理を分子スケールで理解することを目的とし、固体と液体との間に存在する非常に薄い気相である固液界面ナノバブルについて、原子間力顕微鏡(AFM)を用いて調査した。固液界面ナノバブルをとらえたAFM像の解析により、三相界線にて生じるピニングと呼ばれる現象によってナノバブルはその形状を維持していることがわかった。また、AFMプローブ自体の濡れ性による固液界面ナノバブルへ及ぼす影響の違いや、親水-撥水複合面の境界付近においてナノバブルが生成されやすいという固液界面ナノバブルの制御につながる結果も得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、固液界面ナノバブルに関する研究は、その特徴や安定性の理解といった基礎研究から、工業的応用を視野に入れた研究に進展する段階にある。本研究において、AFMプローブの濡れ性によるナノバブルの見え方の変化や、表面の性質によるナノバブル生成制御の可能性を明らかにしたことなどは、実用につながる重要な知見であり、学術的意義はもちろん、社会的意義も大きな研究成果であると考えている。
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