研究課題/領域番号 |
16K06129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
鈴木 隆 上智大学, 理工学部, 教授 (20206494)
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研究分担者 |
一柳 満久 上智大学, 理工学部, 准教授 (00584252)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 熱損失推定 / ディーゼルエンジン / ガソリンエンジン / ガス温度推定 / 壁温推定 / 噴射時期制御 / 点火時期制御 / 熱効率 / エンジン熱伝達 / 熱伝達率 / 熱通過率 / 壁温度推定 / 吸入空気温度推定 / エンジン制御 / ガス流動モデル / 熱損失推定モデル / ポリトロープ指数 / 壁面熱流束 / 冷却損失モデル / 熱機関 |
研究成果の概要 |
乗用車用ガソリンエンジンの電子制御装置に搭載可能な,ガス流動モデル,熱損失推定モデル,壁温・ガス温度推定法を構築したことにより,サイクルごとに残留ガス量および着火時期を予測し,最適な点火時期を決定できるという工学的側面に貢献することが可能となった. エネルギー方程式を基盤としているため,燃焼室形状や回転数の変化のみならず,船舶や産業機器に使用される内燃機関においても,熱損失やガス温度推定が可能な点も特徴である.構築したモデルは,計算負荷は低いが精度も低い実験式,もしくは高精度予測は可能だが計算負荷が著しく大きいモデルと比較すると,両者の良いところを抽出した学術的意義も大きいと考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では様々な分野で使用されるエンジンや運転条件により変化するガス温度などを,リアルタイムで計算することにより最適な運転条件に調整することが可能となるモデルを構築した.この点は学術的に貢献した点と考えられる. また,構築したモデルによりエンジンを常に最適なエネルギー効率で運転することが可能となるため,自動車から排出される二酸化炭素量を低減することが可能となり,地球温暖化防止の一助となることから社会的にも意義があると考えている.
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