研究課題/領域番号 |
16K06180
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
山田 宏尚 岐阜大学, 工学部, 教授 (80240034)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 遠隔操作 / 建設機械 / 画像取得・提示法 / ドローン / 人間機械システム / 知能機械 / 画像 |
研究成果の概要 |
従来の建設機械の遠隔操作システムでは,作業者に十分な視覚補助を与えることが難しい場合が少なくなかった.そこで本研究では,ドローンを最適な視点に移動させ映像の提示を行うシステムを建設機械の遠隔操作システムに実装した.そして被験者に対して本システムを用いて建機による特定の作業を実施させ,作業精度,作業効率,精神的負荷,アンケートを用いた官能検査の観点より,本システムの有効性を検証した. また,土木工事現場における建設機械と作業員との接触事故を防止するシステムとして,ドローンとMRを活用した危険警告システムを開発し,評価実験により最適な警告手法を検討した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,ドローンの視界に生じる死角の回避を目的として,オペレータによるドローンの追加操作を行う視点微調整機能を開発した.評価実験の結果,本機能の有効性が示された.また,建設機械による接触事故防止を目的として,ドローンとMRを活用した危険警告システムを開発し,評価実験により最適な警告方法を検討した.本成果により,従来用いられてきた大型で高コストなカメラ車を安価なドローンで代替することで,遠隔操作型建設機械システムの簡素化がはかられ,大幅なコストダウンが可能となり,遠隔操作システムの導入ハードルを下げることができることが期待できる.
|