研究課題/領域番号 |
16K06210
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
小田 拓也 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任教授 (20505929)
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研究協力者 |
前川 隆文
渡辺 陽子
アズイッズ ムハンマッド
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 電気自動車 / 充電行動 / 履歴データ / アンケート / 行動変容 / アンケート調査 / シミュレーション / 利用履歴 / 経年評価 / 経年変化 |
研究成果の概要 |
国内のCO2排出の約1割を乗用車が占める。EVは低炭素化に有益だが,充電が欠かせない。EVの普及と再生可能エネルギーの変動調整に活用する事を想定して,EVの充電行動と可制御性を明らかした。 1)充電器の利用履歴を用いて充電実態を把握した。2)EVユーザに対するアンケートを実施した。3)1と2の結果を用いて充電判断をif-thenモデルで示すシミュレータを構築して解析すると共に,4)充電要否判断を外生的に変化させた場合の充電行動の変化を明らかにした。5)これらの結果はEVの走行ログとも整合が取れた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
EVの蓄電能力を,電力システムの需給調整に活用することが期待されている。EVの低炭素化のポテンシャルを最大限に発揮させるため,EVユーザの充電判断をif-thenモデルによって構造的に示すと共に,想定したモデルから得られる充電需要が実際の充電ログやアンケート結果に整合することを確認した。その上で,蓄電池容量が増大した場合のEVの充電需要の可制御範囲を求めることによって,走行需要を阻害しない範囲のEVの需給調整能力を解析的に明らかにした。これにより,EVの付加価値を向上させてEVの普及に寄与するだけでなく,再生可能エネルギーの変動吸収源としてEVを活用する場合の変動吸収能力を示した。
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