研究課題/領域番号 |
16K06216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
道下 幸志 静岡大学, 工学部, 教授 (50239274)
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研究協力者 |
横山 茂
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 雷放電 / 配電線 / 雷害対策 / 雷パラメータ / 避雷器 / スパークオーバ / 冬季雷 / 連続電流 / 電流波高値 / 雷 / 上向き雷 / 夏季雷 / 電磁界観測 / 雷観測 / フラッシオーバ / 高圧配電線 / 電磁界測定 |
研究成果の概要 |
ファーストアンテナにより得られた電界波形に基づいて雷電流波形パラメータを評価し,連続電流を含めた電荷量についてはスローアンテナを用いた測定結果に基づいて精度よく推定できることを明らかにした。高圧配電線に発生する雷事故率は,従来の手法では1桁以上の相違が計算結果と測定結果に認められたが,提案手法を用いた場合には計算結果と測定結果の相違は数倍まで減少した。スパークオーバ被害は精度よく予測できるものの,避雷器焼損については相違が大きくなることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
雷の電気的な性質を解明する手法を提案した。得られた成果を用いて配電線の事故率評価を行ったところ,現実の被害が従来法よりも精度よく予測できることが分かった。この手法を用いれば配電線の雷害対策の効果を比較的簡単に評価できる。 現在は非常に強固な雷害対策が施されているため停電は殆どなくなっているが,コスト削減のために雷害対策を低減する際にもこの手法を用いて検討する事で,事故率の大幅な増加を防ぐことができると考えている。
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