研究課題/領域番号 |
16K06293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大森 達也 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (60302527)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 弾性表面波 / 非線形応答 / 可視化 / 複素振幅 / 非線形 / 高周波素子 / 電子デバイス・機器 / 波動利用工学 / 非線形性 |
研究成果の概要 |
本研究は,高周波弾性波動素子内で発生する極めて微細な非線形応答の発生や伝搬の様子を直接観察可能とする,弾性振動可視化装置の開発を目的とした。これを実現するため,主として(1)被測定素子に対する入力信号と異なる周波数で出力される非線形応答のベクトル観察手段の確立,(2)周波数掃引を伴う長時間観察に対応できる制御ソフトウェアの開発ならびに,測定結果の効果的なデータ処理・表示を行うソフトウェアの開発,(3)検出系を見直す事による徹底した低雑音化等により,非線形応答の可視化に関する基礎的な技術を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,主として移動体無線通信用の弾性波素子で発生する非線形応答を,弾性振動可視化装置を用いて複素振動振幅として観察可能とする事を目的とした。この技術が確立すれば,弾性波素子における非線形発生メカニズムを明らかにし,これを制御することで素子の高性能化,更にはこれらの高周波素子を利用する移動体無線通信システムの高度化に寄与するものと考えられる。また,本研究により実現された可視化装置に対する周波数掃引機能の付加などは本研究者の知る限り国内外でも類が無く,弾性波素子の振舞いを理解する上で新たなアプローチ法を与えるものであると考えられる。
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