研究課題/領域番号 |
16K06301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
Pokharel R.K. 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (60398568)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | CMOS / 準ミリ波フロントエンド / 発振器 / オンチップアンテナ / 位相雑音 / パワーアンプ / 準ミリ波 / CMOSフロントエンド / アンテナ / 広帯域 / 位相器 / 代5世代 / 高Q-値DGS共振器 / CMOS技術 / 高Q値のインダクター / CMOSチップ / メタマテリアル |
研究成果の概要 |
これまでは準ミリ波帯フロントエンドの開発のため、65nm CMOSプロセスのような最も最先端なプロセスを使用することは一般的であったが、比較的に低コストの0.18μm CMOSプロセスを用いるとノイズが悪化してしまい、システム全体の性能が悪くなるという問題があった。本問題に対処するため、まず本研究では、DGSと言われる欠陥をシリコン基板の帰路面に導入することによってインダクタや配線等のQ値の改善手法を提案した。シリコン基板内に新たなDGSを提案し、そのDGSで実現した仮想Lを準ミリ波帯以降のフロントエンド回路の開発ができることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年最先端なCMOSプロセスによる準ミリ波帯の回路やシステムが開発されている、65nmプロセスを使用するため、コストが増加する傾向があった。LSIをチップ外のアンテナにボンディングワイヤで接続する必要されるため、ミスマッチや寄生共振が起きってしまい、性能が悪化する。本研究では、0.18μm CMOSプロセスでフロントエンド開発する手法を提案し、コストが削減できることを示した。CMOSプロセスで高い効率のオンチップアンテナを実現し、ボンディングワイヤで発生する寄生共振という問題が解消できることを示し、これにより、オンチップアンテナ付き低コストフロントエンドの開発ができることを示した。
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