研究課題/領域番号 |
16K06338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
石橋 功至 電気通信大学, 先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター, 准教授 (80452176)
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研究協力者 |
アブレウ ジュゼッペ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | モノのインターネット / 多元接続方式 / 二部グラフ / ランダムアクセス / スロット化ALOHA / IoT / ジグザグ復号 / 基地局連携 / フレームレスALOHA / 密度発展法 / 2部グラフ / 逐次干渉除去 / 物理層 / 媒体アクセス制御 / 情報通信工学 |
研究成果の概要 |
全てのモノをインターネットに接続し、人間生活をサポートするIoTの実現が期待されている。IoTの普及に伴い、数十億を超える超多数のデバイスが同一の無線資源を用いて通信を行うことが想定される。本研究課題では、超多数の端末を低遅延で安定して接続可能とする新しい通信方式と、その理論の構築を目的とした。そこで逐次干渉除去技術をベースとし、複数基地局が連携する新たな方式を提案し、基地局数の増加に応じた性能利得が獲得できることを明らかにした。またパケット衝突を積極的に利用することで、通信効率をさらに向上可能な手法を提案した。これらの成果は、将来の通信技術の基盤として活用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
総務省の統計によれば日本の人口は2011年以降、継続して減少傾向にある。人口の減少に伴う少子高齢化によって、労働人口そのものが減少する中でどのように社会インフラ・公共サービスを維持するかは、もはや逃れることのできない喫緊の課題である。この問題に対して、全ての機器に無線通信機能を付与し、相互的かつ即応的な通信・制御を可能とするIoT技術の実現は急務である。本研究の成果は従来の無線通信技術では実現不可能な数十億という超多数のデバイスを安定的かつ低遅延で接続する技術の基盤となるものであり、将来の無線システム、ひいては社会を支える重要な技術である。
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