研究課題/領域番号 |
16K06341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
加藤 聰彦 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (90345421)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | TCP / 輻輳制御 / 通信ログ / モニタリング / インターネット |
研究成果の概要 |
本研究は,パッシブに収集された通信ログから,ログに含まれるTCPセッションが使用している輻輳制御方式を推定する方法を確立する.具体的には,通信ログにデータセグメントとACKセグメントの双方の情報が含まれる双方向通信ログと,データセグメントの情報のみが含まれる片方向通信ログに対して,輻輳制御の推定方法を考案する.双方向通信ログに対しては,データとACKから往復遅延時間を推定し,その間のデータ量を輻輳ウィンドウとする.輻輳ウィンドウとその増加分の対応から推定する.片方向通信ログに対しては,シーケンス番号の時間変化を,一次式から四次式で近似し,そのグラフの一階微分と二階微分の対応から推定を行う.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
輻輳制御方式はTCPトラヒックを特徴づけるものである.このため,ネットワーク事業者にとっては,自分の運営するネットワークにおいてどのような輻輳制御方式がどの程度利用されているかを調査することは,重要な意味があると考えられる.しかしこれまでは,パッシブに収集された通信ログから,新たに提案された輻輳制御方式(HighSpeed TCPやCUBIC TCPなど)を推定する方法は,まったく提案されていなかった.本研究では,これまでにない手法により,双方向および片方向の通信ログから輻輳制御方式を推定することを可能とした.
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