研究課題/領域番号 |
16K06342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石井 望 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (50232236)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 情報通信工学 / 比吸収率測定 / 電磁界強度測定 / 送信アンテナ係数 / 組織等価液剤 / SARプローブ / 較正 / 電界強度推定 / 電界プローブ / 近傍電界推定 / 近傍界送信アンテナ係数 / 液剤 / 近傍磁界推定 / 近傍界送信ループアンテナ係数 / 比吸収率推定 / 送信ループアンテナ係数 |
研究成果の概要 |
スマートフォンのワイヤレス充電などのように、MHz帯の周波数での無線電力伝送が身近な生活シーンで行われるようになった。その電波の安全性を担保するために、比吸収率という指標で人体への電力吸収量が評価される。本研究では、MHz帯の周波数で比吸収率測定を可能とするために、比吸収率測定用液剤中で動作するアンテナが生成する電磁界強度の距離特性を送信アンテナ係数を用いて評価できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機器により制御されるとはいえ、電波を用いたワイヤレス充電を実現する化するためには、その人体への安全性を定量的に測定し、広く社会にオープンにすることが求められる。本研究では、比吸収率という携帯電話やスマートフォンの電波の安全性評価に利用されている指標に着目し、その測定をMHz帯の周波数に拡張するために必要となる、組織等価液剤中におけるアンテナの送信アンテナ係数の決定方法を確立した。これにより、MHz帯の周波数において比吸収率の評価が可能となった。この方法を中核とする比吸収率推定法は当該標準化委員会にインプットされている。
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