研究課題/領域番号 |
16K06350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
平野 智 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90238379)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ΔΣ変調器 / FPGA / 1ビット信号処理 / 通信・ネットワーク工学 / 信号処理 |
研究成果の概要 |
1ビット信号処理回路については、基本的な最小構成単位の回路の組み合わせによる実現方法は回路規模や精度の点について有効ではないが、実現したい機能全体の一括構成手法については実用の可能性があることを示した。ΔΣ変調器の最適設計については、GA法を用いることで3次ΔΣ変調器に対して設計手法の有効性を示すことができた。実装における問題点については、FPGAとPCを用いてアナログ発振器を用いない低コストである1ビット信号を用いたΔΣ変調器の評価システムを実現することができ、開発した1ビット信号処理回路の評価に利用できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ΔΣ変調器の最適設計については、3次ΔΣ変調器において従来よく用いられているアルゴリズムと比較してより高いSNRを実現する変調器、あるいはより最大入力信号振幅の大きい変調器の設計が可能であることから、ΔΣ変調器の設計が必要な分野にとって有益な結果である。 FPGAとPCを用いてアナログ発振器を用いない低コストである1ビット信号を用いたΔΣ変調器の評価システムを実現することができたことは、変調器単体の性能を低コストで評価することができることから、オーディオのみならず、計測制御システム、ウェアラブルデバイスなどΔΣ変調器をシステムに組み込む分野にとって有益な結果である。
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