研究課題/領域番号 |
16K06375
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
|
研究機関 | 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター) |
研究代表者 |
山嵜 彰一郎 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 教授 (60648963)
|
研究分担者 |
松嶋 智子 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 教授 (30648902)
宮崎 真一郎 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (40648937)
大村 光徳 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (40725719)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 情報セキュリティ / 秘密分散 / 物理層のセキュリティ / リードソロモン符号 / 無線パケット通信 / 無線通信 / 物理想のセキュリティ / 誤り訂正符号 |
研究成果の概要 |
(k, n)しきい値法の秘密分散は,情報をn個のシェアと呼ばれる情報に分散させ,k個以上のシェアを集めなければ元の情報を再構成できないようにシェアを構成することにより,情報の紛失と漏えいを抑制する方式である,一方,物理層のセキュリティは,基地局から端末への無線通信において,目標端末の受信条件を良好にし,かつ,目標端末以外の端末の受信条件を劣悪にするように伝送処理を実施することにより,情報の漏えいを抑制する方式である.本研究では,組織リードソロモン符号を用いた秘密分散と,ベクトルコーディングを用いた物理層のセキュリティを無線パケット通信の情報保護に適用した構成例を提案しその特性を明確にした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
秘密分散に基づく情報管理においてシェアの配信を伴う場合,シェアが非正規のユーザにより通信路上で取得される危険がある.このような状況を考慮して,本研究では,正規のユーザにおける分散されたシェアから情報を再構成するときの条件と比較して,非正規のユーザにおけるその条件が不利になるような秘密分散の工夫と,無線環境の情報配信を前提に,物理層の伝送処理により非正規ユーザにおける信号受信品質を劣化させる工夫を施した情報管理方式を提案し評価したことに学術的意義がある. 第5世代無線通信,あるいは,それ以降の無線通信に応用し得る情報保護方式とシステムを提案していることに社会的意義がある.
|