研究課題/領域番号 |
16K06377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
福田 誠 秋田大学, 理工学研究科, 講師 (50507671)
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研究協力者 |
吉田 舜
飯田 竜馬
藤田 郁美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 超音波 / 非破壊検査 / ボルト / 反射係数 / Lamb波 / 2次高調波 / 透過係数 / トルク / 軸力 / ねじ / 2次高調波 |
研究成果の概要 |
ねじ部に接着剤などが伴っている場合の超音波を用いたボルト締結状態の評価法を目的として,連続波超音波を用いて反射係数を測定する実験と2次高調波超音波を測定するする実験を行った.反射係数による方法では,トルクの増加に伴い反射係数が減少する結果が確認された.有効性を示すことができたが,透過係数に着目するとトルクに対してほとんど変化が見られず,さらなる検討が必要であることがわかった.2次高調波による方法は,平板がボルト締結されている場合を想定して,ラメモードのLamb波を用いた方法を提案した.き裂の検出の可能性を示すことができたが,ボルト締結した場合では2次高調波は検出できず,今後の課題となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超音波による新しいボルト締結法は,簡易で精度良く,かつ,全数検査を可能とすることを目標としており,ボルトの緩みや破断による事故を未然に防ぐことが目的である.高度経済成長期に作られた高架や橋梁などの維持管理が多く必要となっている時期であり,作業人員の確保や熟練度による評価のばらつきなどが課題として挙げられている.本研究は締結済のボルトの検査や新たに締結するボルトの管理の一助になると期待できる.
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