研究課題/領域番号 |
16K06417
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
村田 純一 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (60190914)
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研究協力者 |
船木 亮平
村上 優
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 人の判断基準 / 行動誘導 / 逆最適化 / 逆強化学習 / 多目的最適化 / デマンドレスポンス / 進化計算 / システム工学 / 社会システム工学 / エネルギーシステム / 最適化 |
研究成果の概要 |
人はモノ・サービスに便利さや快適さなどの価値を求める.一方で,モノ・サービスの提供は環境や資源に影響を与える.人が期待する価値を損なわずに環境や資源への影響を抑えるには,人の価値の感じ方を把握・配慮して,モノ・サービスを提供する必要がある. 本研究は,人は自身の判断基準に基づいてモノ・サービスを消費するという理解に立ち,消費行動のデータを元に人が内部に持つ価値基準を推定する方法と,これを用いて望ましい消費行動を誘導するモノ・サービスの提供法を,逆最適化の考えに基づいて提案している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は,(1)人の行動を,温度などの外的条件に対する反応としてではなく,人が持つ判断基準の最適化の結果として表現する点,(2)人が持つ複数の判断基準を考慮して人に対する働きかけ内容を決定する点にある.(1)は人の行動の本質や原理に近い表現であり,(2)は快適さや安価さなど複数判断基準のバランスのとれた働きかけを可能とする. インセンティブ型デマンドレスポンスの理論的な設計法を提案しており,かつ,これは他のモノ・サービス提供にも応用・拡張可能である.これらが社会的意義である.
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