研究課題/領域番号 |
16K06433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
福田 得夫 追手門学院大学, 経営学部, 教授 (60201745)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 曖昧不規則データ / ファジィランダム集合 / 曖昧性 / 不規則性 / 感性データ |
研究成果の概要 |
人の感性に基づく曖昧不規則データは、個人毎の揺れを生じる。この揺れを確率現象とみなせば、感性の揺れによる不規則性と、観測対象自体のそれの二重の不規則性を有する曖昧不規データ」となる。本研究では、この様な曖昧不規則データをファジィランダム集合として数学モデル化した。先ず、揺れと曖昧性を伴って識別されるその対象現象自体は確定的である場合の数学的モデルを2次元の場合に限定して、その期待値の具体的な推定法と漸近的性質を数値的に検討した。その後、より一般的に、レベル集合を凸多角形とした場合の結果を、さらには、観測対象自体が不規則に変動する場合に拡張して、その具体的な推定法と漸近的性質を数値的に検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「曖昧不規則データ」を観測過程とする確率システムの、未知パラメータやシステム構造を推定する手法を構築するための基礎を確立しようとするものであり、既存のファジィランダム集合、あるいはファジィ確率変数、あるいはファジィシステムに関する研究では全く見られない独創的なものである。また、このような観点からの研究は、観測(曖昧識別)の対象である現象の情報が、「曖昧識別」によりどの程度失われるのか、あるいはそのような「曖昧識別」であっても、どの程度元の情報を復元可能であるかを検討する際の基礎理論として有用であることが期待される。
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