研究課題/領域番号 |
16K06451
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
東山 浩士 近畿大学, 理工学部, 教授 (60319754)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 路面温度低減型舗装 / 碍子粉 / 疲労耐久性 / 水浸定点疲労試験 / ねじり試験 / 骨材飛散率 / 骨材飛散抵抗性 |
研究成果の概要 |
これまで電力関連から廃棄されたきた碍子のリサイクル過程で回収される碍子粉の有効利用と歩車道周辺の熱環境の改善に向けた路面温度低減型舗装の開発を行ってきた.一方,昨今の公共事業における財源不足や労働力確保などの問題から,アスファルト舗装の長寿命化が望まれている. 本研究では,アスファルト舗装の長寿命化を図るため,この路面温度低減型舗装の疲労耐久性を実験的に検討することを目的とした.その結果,夏季および春季・秋季を想定した温度環境下における定点疲労試験,ねじり抵抗性試験から,ポーラスアスファルト舗装に比べ,路面温度低減型舗装はいずれの試験においても疲労耐久性を大幅に向上できることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公共事業における財源不足や労働力確保などの問題点を踏まえ,社会インフラの長寿命化に関する研究が進められている.本研究では,特殊な注入材をポーラスアスファルト舗装の空隙に充填することにより,夏季における路面温度の低減機能のみならず,わだち掘れや骨材飛散といったアスファルト舗装の損傷問題が解決でき,長寿命化が期待できる特殊舗装の開発とその検証を行うことができた.加えて,本注入材には電力関連の産業廃棄物として廃棄されてきた絶縁体(碍子)の粉体を使用しており,産業廃棄物の有効活用にも貢献できたと言える.
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