研究課題/領域番号 |
16K06456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
研究代表者 |
山路 徹 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 港湾空港技術研究所, 領域長 (10371767)
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研究協力者 |
川端 雄一郎
小川 彰一
吉田 夏樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コンクリート / 海水 / 劣化 / ひび割れ / 耐久性 / 海水劣化 / 熱力学的相平衡計算 |
研究成果の概要 |
本研究は海水作用を受けるコンクリートの局所劣化(海水劣化)のメカニズムを検討し,その予測手法や試験法の検討を行った。まず,海水劣化のメカニズムとして,日射による温度変化および乾湿による空隙水の濃度変化によって,主にエトリンガイトの溶解・析出による体積変化が生じる可能性が示され,これが海水劣化を生じさせる原因の一つであると推定された。また,その予測手法として,S浸透深さおよびMg浸透深さを予測する手法を提案した。さらに,促進試験法として,細径のセメントペースト試験体での海水乾湿繰返し試験を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はこれまで着目されていなかったコンクリートの海水劣化に着目し,そのメカニズムを明らかにした点で学術的意義が高いと考える。また,海水劣化の予測法を提案したことで劣化予測が可能になり,また促進試験の活用により各種材料の海水劣化抵抗性を評価することが可能になり,コンクリート構造物の長寿命化等に貢献できる点は社会的にも意義が大きい。
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