研究課題/領域番号 |
16K06496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 秋田工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山添 誠隆 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60760238)
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研究分担者 |
西村 聡 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (70470127)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 泥炭 / 長期沈下 / 圧密 / 軟弱地盤対策工 / せん断 / モデル化 / 地盤工学 |
研究成果の概要 |
関東以北には超軟弱土の泥炭地盤が広範囲に分布する。この地盤上に建設された道路では、供用後も大きな長期沈下が継続的に発生し、維持修繕のコストを増大させている。この現状を踏まえ、本研究では室内土質試験および過去の工事の沈下記録から、泥炭の時間依存性挙動を評価するとともに、数値モデル化を行い、それを有限要素法に実装した。また、この汎用予測ツールを実スケール問題に適用し、十分な精度が期待できることを確認した。さらに、長期沈下の低減に向けた対策工法の仕様検討例も示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従前、泥炭地盤の沈下予測は簡易な経験式で変形を一次元に限定して行っていた。本研究は力学理論に基づき汎用性が高く、かつ多次元問題にも適用可能な予測ツールの構築を目指したものであり、これまで困難とされてきた部分改良や複数工法の組み合わせなど複雑かつ多様な問題であっても力学的・合理的に泥炭地盤変状を説明できる可能性を示した。この研究成果は供用後の道路の効率的かつ合理的な維持管理に資することが期待される。
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