研究課題/領域番号 |
16K06536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 弘司 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30362320)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 交通安全 / 利用者意識 / 二段階横断施設 / ラウンドアバウト / 生活道路 / 横断者 / 道路設計 / 交通運用 / 自転車・歩行者 / 統計分析 / 交通静穏化 / 歩行者 / 自転車 / 道路狭さく / 車両挙動 / 面的MOE / 道路設計思想 / 交通制御 / 経路選択 |
研究成果の概要 |
本研究では,安全な交通社会の実現に向けた面的な交通施策を計画実施するため,欧州の道路設計思想や技術指針,安全施設の特徴を文献調査や現地踏査により整理し,わが国での適用可能性を検討した.また,生活道路における社会実験を通じて,狭さく設置による速度低下等の効果,抜け道利用の心理的要因,地域住民の意識を評価できた.また,事故統計分析を通じて,大規模交差点にて自転車事故が多発することを示し,観測調査より,交差点コンパクト化の効果,ラウンドアバウトや二段階横断施設の有用性を,複数利用主体の挙動面から明らかにした.これらより,幹線道路,生活道路を併せて考慮した交通安全施策の展開に必要な知見が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後,わが国における面的な交通安全施策を進めていくうえで,積極的な導入が期待されるラウンドアバウト,二段階横断施設といった道路安全施設の運用実態や効果を,国内外の調査にもとづき実証的に分析した点で学術的な意義があるといえる.また,幹線道路での潜在的な事故危険性を評価し,併せて生活道路を抜け道とする利用者の経路選択意識と道路構造,交通制御との関連を,実フィールドでの検討を通じて多面的に分析するなど,幹線道路と生活道路の両面から研究成果を示している点で社会的意義が高いといえる.
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