研究課題/領域番号 |
16K06552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
日高 平 京都大学, 工学研究科, 講師 (30346093)
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研究分担者 |
西村 文武 京都大学, 工学研究科, 准教授 (60283636)
佐野 修司 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部), その他部局等, 主任研究員 (00443523)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | メタン発酵 / 小規模生活排水処理施設 / 脱水汚泥 / 好気性消化 / 液肥 / 草本作物 / 廃棄物再資源化 / 排水処理 / バイオマス / 肥料 |
研究成果の概要 |
規模が小さな下水処理施設で発生する汚泥を対象とした嫌気性消化実験を行った。得られた嫌気性消化汚泥の液肥利用を想定した肥料効果を、栽培試験で検証した。脱水汚泥と嫌気性消化汚泥を比較すると、嫌気性消化汚泥で生育がよく、市販の有機液肥と同等の性能であった。液肥利用によるエネルギー生産として、草本作物の栽培を試みた。下水汚泥と草本作物の混合嫌気性消化を行い、下水処理場での嫌気性消化と草本作物栽培を組み合わせたシステムの実現可能性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下水汚泥の嫌気性消化は固形燃料化とならび有力なエネルギー回収手段として着目されている。ただし、規模が小さな下水処理施設において、エネルギー回収技術としての嫌気性消化は、効率が悪いことから現状あまり普及していない。本研究の成果により、他の処理施設で発生する汚泥の集約による効率化、消化汚泥の液肥利用や草本作物栽培への活用などによる導入促進の可能性が示された。地域内の資源エネルギー循環の確立や地球温暖化対策などへの貢献が期待される。
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