研究課題/領域番号 |
16K06567
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
小林 克巳 福井大学, 学術研究院工学系部門, 特命教授 (40150297)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 鉄筋コンクリート / 低強度コンクリート / あと施工アンカー / せん断試験装置 / せん断剛性 / 原位置試験 / 品質管理 / 施工管理 / 後施工アンカー / 建築構造・材料 |
研究成果の概要 |
凸部品と凹部品を平行にスライドするように組み合わせた装置に、試験アンカー筋を密着させて取り付けるだけで、コンクリート境界面に施工されたアンカー筋の状態を再現できる原位置で使用可能なせん断試験装置を開発し、一面せん断実験結果と比較することにより、試験装置としての特性を把握した。せん断試験装置をコンクリート面からアンカー筋径に応じて一定量浮かせて試験を実施することにより、一面せん断実験結果とよく対応する。 さらに、加水により製作した低強度コンクリートを用いてせん断試験を実施し、せん断力・水平変形関係を求めて合理的な耐震補強設計に資するデータを提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現場で利用できるせん断試験機が無かったために、耐震補強対象建物ごとのあと施工アンカー設計のためのデータ取得、品質・施工管理上のせん断試験が行われていない。これに対して、現場で簡便に使用でき、実際の状態をよく再現できるせん断試験機を開発した。耐震補強に限らず、あと施工アンカー一般の原位置せん断試験が可能となり、設計の信頼性の向上、施工・品質管理に役立つと期待される。 実験室内でも簡便に多数の実験を実施できることは言うまでもなく、あと施工アンカー工法の研究・開発にも使用できる。
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