研究課題/領域番号 |
16K06578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
塩屋 晋一 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (80170851)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 集成材 / 鉄筋 / ハイブリッド部材 / 柱 / エネルギー吸収 / 復元性 / 制震構造 / 損傷抑制 / 曲げ剛性 / 梁 / エネルギ吸収 / 木質構造 / ラーメン骨組 / 部材 / 合成構造 / せん断強度 / 疲労破壊 / 木質 |
研究成果の概要 |
我が国は、温暖多雨で樹木の成長が極めて早く、森林資源国家である。木材を建築の構造に大量に利用することは環境負荷の削減に貢献する。鉄筋コンクリート造や鉄骨造と同等以上の構造性能を発揮する木質ハイブリッド鉄筋集成材を用いる大規模木質建物の設計技術を開発している。鉄筋集成材の柱と梁は大地震を多数回、経験しても耐震性能はほとんど低下しないで、地震後には損傷や倒れも残らない性能を発揮することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
森林における自然循環により生み出される木材を、大量に建築の構造部材で利用することは、地球温暖化を抑制するのに大きく貢献する。このためには、鉄筋コンクリート造部材や鉄骨部材と同等以上の構造性能を発揮する木質部材とその構造システムの開発が不可欠である。本研究で開発している鉄筋集成材は、その性能を十分、発揮した。特に柱や梁は大地震を8回経験してもほとんど性能が低下しないことが明らかになった。今後は、耐火に対する設計方法も含めて、一般の設計者でも設計できる設計方法の開発を行う予定である。
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