研究課題/領域番号 |
16K06592
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
瀬古 繁喜 愛知工業大学, 工学部, 教授 (50507259)
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研究協力者 |
高橋 健太
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | コンクリート / 打込み欠陥 / 大きさ / 位置 / 高周波静電容量 / 端子間距離 / 周波数 / 空洞位置 / インピーダンスアナライザー / 端子間隔 |
研究成果の概要 |
誘電率の異なるアクリル,ガラス,モルタルに設けた模擬空隙の大きさや位置を変えた試験体における電極間距離でのピーク周波数等の違いは、アクリル及びガラスではピーク周波数と電極間距離の関係は空隙の深さの影響を受けないが、モルタルでは電極間距離が大きいほど空隙の深さ20mmと40mm,60mmとのピーク周波数の差は大きいことが分かった。 モルタルを打ち込んだ直後に電極間距離が異なる仕様の高周波容量式水分計で合板内側の大きさ・位置が異なる模擬空隙を測定した結果、空隙幅30mmでは深さ20mm程度までの部分で測定値は影響を受け、空隙幅90mmでは深0mmでのみ測定値が影響を受けることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンクリート打込み中に、即時的に打込み欠陥部の位置・大きさを判別できる検査技術の基礎を確立するために各種の実験検討を行った。その結果、誘電率の高いモルタルの場合にはピーク周波数の傾向が他の材料とは異なることが分かった。ピーク周波数に関する知見はこれまでに無く、今後の測定装置の仕様決定にも有用な結果が得られたと考えられる。また、高周波静電容量による空隙位置の検出に関しては、空隙の幅の影響を受けることが分かった。これら結果は、打込み欠陥部の発生状況を定量的に把握するための基礎となり、ひいては建築施工を定量的に評価できる成果につながると考えられる。
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