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熱画像法による断熱性評価の適用性の拡大に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K06619
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 建築環境・設備
研究機関東京理科大学

研究代表者

長井 達夫  東京理科大学, 工学部建築学科, 教授 (00316001)

研究協力者 高橋 史哲  
熊倉 綾音  
恒吉 正隆  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード熱画像 / 断熱 / 住宅 / 診断 / 現場測定 / 測定 / 現場 / 熱貫流率 / サーモカメラ / 隙間風 / 熱環境
研究成果の概要

本研究の実施内容は大きく3つに分けられる。外皮の部位熱貫流率の測定法、断熱レベルの異なる住戸の定性的比較、表面結露や隙間風の影響の判定の可否に関する検討である。
最初の課題については、開口部に熱抵抗が既知の断熱材等を設置する方法について、ETセンサーを用い、かつ熱画像による測定を行うことにより一般部の平均熱貫流率の測定が可能との見通しを得た。2番目に対しては全体としては断熱性の差を定性的に識別可能であるものの、1時刻のみの簡易な観測では断熱性レベルの判定結果が逆転する可能性があることが示唆された。3番目については、結露の危険性のある部位、結露の発生頻度をある程度把握可能な判定法を構築した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の省エネルギー基準改正により、従来の床面積あたりの熱損失係数による評価から外皮の平均熱貫流率による評価へと変化した。本研究による知見をもとに、外壁等の各部位に対して、間柱等を含む部位全体の実質的な熱貫流率を測定する方法が整備されれば、新しい省エネルギー基準に従って算出された設計時の断熱性能が竣工後に確保されているかどうかを確認するための汎用的な検査方法の確立に繋がるものと考えられる。
加えて、熱画像という面的な診断方法の特徴を活かして、ストック建築の比較的簡易な診断方法の一部を提供することができた。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 改修レベルの異なる集合住宅における室内温熱環境に関する研究2017

    • 著者名/発表者名
      高橋史哲、長井達夫、倉渕 隆、鳥海吉弘、中島正登
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 環境配慮型集合住宅における放射冷房の効果と街区の省エネ評価2017

    • 著者名/発表者名
      尾崎航平、長井達夫
    • 学会等名
      空気調和・衛生工学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 標準的な方法の理論と実験例2016

    • 著者名/発表者名
      長井達夫
    • 学会等名
      日本建築学会環境工学委員会熱環境運営委員会第46回熱シンポジウム
    • 発表場所
      岡山理科大学
    • 年月日
      2016-10-22
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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