研究課題/領域番号 |
16K06794
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
谷 貴幸 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (80279554)
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研究協力者 |
毛利 尚武
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 放電加工 / 3Dプリンター / 細線電極 / 金属造形 / 機械工作・生産工学 / 金属生産工学 / 特殊加工 |
研究成果の概要 |
本研究では,安価な金属3Dプリンターを開発することを目的として,細線電極への放電によって溶融した金属を堆積させる手法を提案した。放電による細線の溶融領域を限定させるために,2ヶ所への同時放電が可能な装置を構成した。この結果,任意の量の金属を溶融させることが可能となり,これを基材上へ堆積させることに成功した。また,薄肉のパイプ電極を用いた放電加工法によっても,金属材料を堆積させることが可能であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,粉末床溶融結合,結合剤噴射とった高出力レーザーと金属粉末との組み合わせによる金属材料の積層方法の研究開発が盛んに行われている。しかし,これらの方法は,装置も大型で価格も非常に高い。本方法では,スイッチング回路を用いた放電によってのみ任意の量の金属を溶融させており,安価な金属3Dプリンターとなる可能性がある。また,タングステンといった高融点材料でも適用できることから,ターゲットとする材料の範囲も広く,3Dプリンターの新しい基本機構となる可能性がある。
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