研究課題/領域番号 |
16K06826
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
吉田 幹生 同志社大学, 理工学部, 准教授 (60444650)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 粒子流動性改善 / 微小粒子添加 / 混合条件 / 表面被覆状態 / SEM / 画像解析 / 粒子流動性 / 流動性改善効果 / 被覆状態 / 粉体工学 / 流動性 |
研究成果の概要 |
微小粒子添加による流動性改善メカニズムの詳細を検討しやすくするため,添加粒子の被覆状態を積極的に変化させた試料に対して被覆状態の定量的評価と圧密流動性試験を行い,微小粒子の被覆状態が主粒子の流動性改善効果に及ぼす影響を検討した。その結果,試料混合時の押し付け力の増加に伴い流動性改善効果の増加が確かめられた。また,試料の電子顕微鏡(SEM)画像より算出した微小粒子の被覆面積,被覆径の値から流動性改善効果が高い場合の被覆構造を議論したところ,主粒子間で微小粒子凝集体が1点で接触する被覆構造であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ほとんどの工業プロセスには「粒子プロセス」が存在するため,「粒子を高度にハンドリングする技術」は極めて重要である。しかし,粒子は粒子径が小さくなるほど比表面積の増加により反応性や溶解性の向上の点で有用であるが,その反面,付着力が重力を上回るため流動性が悪化し,ハンドリングが困難となる。したがって,粒子径を小さく保ったまま流動性を改善する手法の確立は極めて重要である。流動性を改善する手法の1つに本微小粒子添加法があり,本研究によりその改善メカニズム解明に繋がる重要な知見が得られたと考えられる。
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