研究課題/領域番号 |
16K06901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
名取 通弘 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 名誉教授 (00013722)
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研究分担者 |
石村 康生 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10333626)
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研究協力者 |
山川 宏
宮下 朋之
鳥阪 綾子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 構造・材料 / 宇宙構造物システム / 構造物の構築 / 展開構造モジュール / 組立構築と展開構築 / 厚膜膜面要素 / 構造・材料 |
研究成果の概要 |
将来の本格的な宇宙構造物システムの効率的な構築シナリオの確立には、展開構造モュールを多数組み立てていくいわば展開構築と組立構築との組み合わせが有効である。さらにその組立構築においても単純な組立機能を持った多数の構造要素の活用による分散型組立構築が新たな宇宙構造物システム自動構築への道を拓くものと期待される。本研究では、展開構築としては展開膜面モジュールの利用を、また分散型組立構築としてはモジュール間アクィブ結合要素の導入を基本と考え、それぞれに対応するハードウエアの例を提示して、それらが有効に機能することを実験室レベルでの機能試験を通じて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙における構造物システムの構築には、その場での人の介在による修正や変更がその環境の厳しさの故に困難が多く、何らかの自動化が必要である。本研究がめざした安定した展開構造物をモジュールとした分散型組立構築の概念の追求はそのための多くの知見を提供し、将来の効率的な宇宙構造物システム構築に貢献できる。本研究による展開膜面モジュールはリブおよびフープ方向に伸展テープ部材と展開膜面とからなっており、その安定した展開特性はモジュール単独でもそのまま軽量の太陽電池アレイや展開膜面アンテナとしての利用が期待できる。また構築過程の最適化や構築過程での構造物の動的応答とかの新たな研究課題を様々に提供できる。
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