研究課題/領域番号 |
16K06928
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
笹岡 孝司 九州大学, 工学研究院, 准教授 (20444862)
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研究分担者 |
島田 英樹 九州大学, 工学研究院, 教授 (70253490)
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研究協力者 |
久保田 士郎
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 起砕メカニズム / 数値シミュレーション / 起砕効果 / 飛石抑制 / 起砕物最大初速度予測式 / 起爆秒時差 / 起爆方向 / 岩盤評価 / 現場試験 / 起砕物初速度 / 起砕物飛翔方向 / 岩盤内節理 / 岩盤状態評価 / き裂の発生・進展メカニズム / ひずみ速度 / 岩石強度 / 発破振動 / ひずみ計測法 / DIC法 / 亀裂の発生・進展メカニズム / 岩盤状態 / 発破規格 / 環境低負荷 / 発破の安全・効率化 / CO2排出削減 / 人命救助 / 災害復旧 |
研究成果の概要 |
発破工法を安全かつ効率的に幅広く利用するためには、様々な施工状況に応じて発破に伴う周辺環境への影響を最小限に抑制し,安全かつ経済的なコストで発破作業を可能とする新しい観点での発破システムが必要である.そこで本研究では、室内小規模発破試験および数値解析を用いて岩盤状態や発破規格が岩石の破壊機構に及ぼす影響について把握するとともに、露天掘り鉱山における現場試験により、岩盤状態および発破規格が起砕岩石の飛翔挙動および起砕物粒度に及ぼす影響について検討し、飛石の発生抑制手法および起砕物粒度の制御方法についてまとめ、環境負荷低減型コンパクトブラスティングシステムの設計指針を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案した「環境低負荷型コンパクトブラスティングシステム」を活用することで、これまで発破作業の適用が困難とされていた地山や住宅近隣地域においても、発破工法の適用が可能となり、作業効率の向上だけでなく重機の稼動に伴うCO2排出の削減も可能となる。さらに、構造物の解体や人命救出のためのアクセス通路の構築等、救助作業にも適用が可能で、人命救助・災害・復旧への適用も期待できる。以上のことから、本システムは、鉱山および土木における発破工法の安全・効率化から、災害時の人命救助および災害復旧に至るまで、発破工法の適用領域の拡大を可能とするシステムとして、日本が世界に貢献できる技術の一つになると考える。
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